代表取締役 森山 圭
岡山県総社市出身
2002年岡山大学大学院自然科学研究科修了
博士(薬学)取得
東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、大塚製薬(株)製剤研究所研究員を経て就実大学薬学部准教授
2019年より(株)ウィズレイ代表取締役
専門は分光分析学、有機化学
代表挨拶
2015年に厚生労働省は「患者のための薬局ビジョン」を策定し、その中で「対物業務」から「対人業務」へと、薬剤師はその業務内容をシフトしていくべきであると提案されています。薬局薬剤師に限らず、病院勤務薬剤師においても、より患者さんへ寄り添った業務に集中できる環境が、薬剤師の職場環境としてあるべき姿であると考えます。
私は、製薬会社勤務時代から、ラマン分光法や近赤外分光法といった分光分析手法を用いた医薬品分析に関する研究を行ってきました。大学薬学部に籍を置いて薬剤師の仕事ぶりを見ることが多くなり、そこで調剤監査や持参薬鑑別といった対物業務に、薬剤師が時間的のみならず心理的に大きな圧迫を受けている現状を目の当たりにしました。
「分光分析を活用すれば、監査・鑑別業務は機械化できる。それにより薬剤師業務をより対人業務へとシフトさせることができる。そしてその結果、患者さんの健康増進に貢献できる」
そう思い、大学において基礎的な研究からスタートしました。そして、この技術を大学での研究から社会実装へと導くため、この度ベンチャー企業を設立して製品の研究・開発を行うこととしました。
新時代の薬剤師像を作り上げるチャレンジです。みなさまからの厳しくも温かいご支援およびご指導を頂けましたら幸いに存じます。